第74回全日本合唱コンクール 高等学校部門において作品が演奏されます。

10月30日(土)iichiko総合文化センター iichikoグランシアタにて開催されます「第74回全日本合唱コンクール」の高等学校部門におきまして、星野高等学校音楽部さんによって拙作「どこへ」(女声合唱とピアノのための組曲『記憶の保養地』より)が演奏されます。この作品は、星野高等学校音楽部さんの委嘱によって組曲のフィナーレとして作曲されました。一昨年は課題曲が全日本合唱コンクールの場で演奏されましたが、今年は「自由曲」として演奏していただけるということで、とても感慨深いです。
埼玉県大会にて初演され、その後関東大会において再演された本作品ですが、コロナ禍の影響もありなかなか私自身が実演に立ち会えない状況にありましたが、先日、この作品のリハーサルに立ち会い実際の演奏を漸く拝聴することができました…!

この作品は、少しネタバレをしてしまうと女声3部合唱のそれぞれの声部を2div.した6声部で基本的に進んでいく作品でして、その点では一昨年の課題曲G4「雪」と同じ(あの作品も4声部を2div.して8声部で序盤は進みます)なのですが、今回の作品ではより動的かつダイナミックなポリフォニーや繊細な音響のテクスチュアなど、女声合唱だからこそできる音楽表現に焦点をあてています。

テキストには木坂涼さんの「どこへ」という詩が用いられているのですが、木坂さんの余白のある考えさせられる詩が、作曲当時(というよりも詩を選定した当時)にはまだ起きていなかったコロナ禍と奇しくもリンクする内容なのでした。(※直接的にそういった描写はないのですが…)

一体どんな作品なのかは、ぜひ大会を聴いていただければと思います!
今年は、なんとライブ配信でコンクールが視聴できるとのことで、
https://www.asahi.com/brasschorus2021/choruscompetition.html
こちらからぜひ、アクセスしていただいて作品を聴いていただけましたら幸いです。

先日のリハーサルで実演ではどういうふうに鳴るのかは確認できているのですが、ライブ配信ではそれがまたどのように響くのか…いまからとても楽しみです!


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